フットサルにおける治安の悪さ ヤシール  INSEGURIDAD EN EL DEPORTE FUTBOL SALA Yasir

          


フットサルにおける治安の悪さ

フットサルを再開する前に、兄がプレイするのを見ていた。兄のような偉大なプレイヤになりたい、と思った。彼はお金がたくさんもらえる有名チームに入りたいという夢を持っていた。兄の希望を見て自分もそんな夢をもち、フットサルのチームに入った。プレイして、優秀選手のメダルをもらい、それがさらなるモチベーションになった。

だが、時間がたつにつれて、けんかや問題が起こるようになった。それで自分はフットサルをやめてしまったが、兄は最優秀選手のメダルをたくさん取り、プレイを続けた。

首都マナグアに大西洋岸を代表して遠征に行くことも多かった。各県の選抜チームと試合をした。他県のチームには日当が出たのに、兄たちには何もでなかった。空腹を我慢させられた。それだけではない、二日ほど前に兄の試合を見に行って、彼ら同士が喧嘩するのを目撃した。言い争いがあり、それが殴り合いになった。それを見てとても嫌だった。安全に試合することが最も必要だと思った。そんなこんなでこのテーマを選んだ。こんな状態が変わって、若者たちが何の心配もなくプレイできるようになってほしい。

治安が悪いのをいいことに、たくさんの喧嘩が起こった。ライバル同士の争いもあり、ついに死者が出た。同じ若者として、当局にプレイヤーの安全を守る対策を取ってもらうよう呼びかけたい。こんな治安の悪い状況を改善し、兄の安全のために、そして自分の安全のために呼びかけたい。


Abril de 2013, Digital Storytelling Workshop, Bilwi, Nicaragua

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